住み替えローンの登場で住み替えする方が増えました
ローン返済中の方が利用しやすい「住み替えローン」が増えてきました。
〈かつて、銀行ローンで住み替えするには〉
①自宅を売却して住宅ローンを完済(旧居)
②新居の住宅ローンを組む
という流れで、間に仮住まいが必要でした(今も多いです)
仮住まいを避けるには、柔軟に対応してくれる信金さんやフラット35を利用していました。
今は、銀行の「住み替えローン」で
新居の購入後に旧居の売却というスケジュールで、住み替えしやすくなりました。
新居を購入してから、旧居は最長1年間かけて売ることができます。
埼玉では、埼玉りそな銀行さん、ネット銀行ではSBI新生銀行やソニー銀行さん等が住み替えローンを扱っています。
買い先行のメリット
①仮住まいが必要ない
②空き家にして販売できる
と、大きく2つのメリットがあります。
居住中の家を売るのは、売主さん、買主さん共に気を使います。
人気のあるエリアの物件であれば「内覧会」で一気に集客して販売できますが
内見希望がそれほど多くない場合は、毎週末は内見に備えていただくことになります。
内見される方は、近場(同じマンションに住んでいる方など)知り合いだったりすることがよくあります。
住み替えローンの流れ
〈ご相談から売却迄〉の流れです
①売却希望物件がいくらで売れるか査定をする
②新居購入予算~自己資金とローン借り入れ額と期間から無理ない返済計画と立案
③住宅ローン選び~「金利・借り入れ期間・いつまでに売却」なのかを知る
④購入物件を探す
⑤売買契約~ローン契約
⑥決済・引き渡し 新居引っ越し
⑦空き家になった旧居の販売開始
⑧買い手が見つかり売買契約
⑨決済・引き渡し
⑩旧居のローン完済・抵当権の解除
ローン期間と売り期間を確認しましょう
住み替えローンの借り入れ条件を確認しましょう。
完済年齢は80歳までの銀行が多いです(ソニー銀行さんは84歳まで)
借入年齢によっては、定年後の返済方法について銀行から資料を求められます。
売却物件の査定がローン残債に不足する場合は、新たなローンに組み込めるのか自己資金を使うのかを決めておく必要があります。
住み替え物件を探す前によく確認しておきましょう。
まとめ
・住宅ローンがあっても、新たにローンを組んで住み替えできます。
・住み替えローンは買い先行できるメリットがあります
・借り住まいが必要ないこと
・引っ越ししてから、空き家にして販売できること
・借り入れ可能額とローン借り入れ可能期間を確認しましょう